水戸藩・桜・物語ツアー後編無事終了しました。

ほぼ満席のご参加いただきましたツアー後編(桜川・水戸編)。ソメイではなくヤマザクラ中心のツアーという桜のツアーとしては本当に珍しい見学でした。

 水戸の桜川の由来を尋ねて、まずは桜川市の磯部稲村神社の天然記念物の桜から。地元サクラサク里プロジェクトの皆様の懇切なガイドにより、ヤマザクラの魅力・神社の桜の特徴について理解を深め、ついで「家庭画報」にも紹介された自然の山桜の奇跡的景観を見学。「百聞は一見に如かずとはこのことですね」と皆さまに言っていただけました。桜川の皆様が、真剣に誠実に、桜の景観を守られている取り組みに感動いたしました。

 続いて水戸桜川の上流部・膳棚から桜川遺蹟碑へ。プロジェクトが植樹したいと願っている場所の現状について皆さまに知っていただきました。そして斉昭公ゆかりの桜の牧碑のヤマザクラへ。今年は一部の枝が枯れて花が付いていないのが気になりましたが、それでも満開に近い状態を見ることができました。

 お昼は千波湖畔のとう粋庵さんで黄門料理をとりいれたお弁当。桜を愛した光圀公に思いをはせながら、焚きたてのおいしいご飯とお料理を堪能しました。

 午後は、まず徳川ミュージアムを見学、プロジェクトが植樹した現状とちょうど邸内に咲いている斉昭公植樹の山桜の古木を拝見しました。桜を通じての歴史の連綿性を感じる瞬間でした。そのあとは偕楽園の好文亭前の左近の桜、常磐神社境内の室田義文植樹の桜を拝見。最後に弘道館の左近の桜を見学してツアーは無事終了となりました。

 「久しぶりに随分歩いた」というお声をいただきました。ちょっと盛りだくさんで参加者の皆さんにはお疲れになったことと存じます。次回は今回の課題を整理して無理ないコース取りをして参ります。感想をお聞きすると「桜の見方が変わった」「水戸と桜はやはり深い縁があるんですね」「来年も是非」というお声が多く寄せられました。皆さまご参加ありがとうございました。

6/8(土)講演会&総会 案内はイベントページへ

水戸市民会館「水戸キャンパス100」5/15・6/19の講演案内→イベントページへ

協賛企業