常磐神社へ奉納植樹

2月10日(水)

本日、常磐神社にヤマザクラを奉納植樹させていただきました。

ご承知の通り御祭神である徳川光圀公は、水戸桜川の命名者であり、こよなくヤマザクラを愛されました。同じく御祭神の徳川斉昭公は偕楽園のことがあるため梅とのゆかりばかり強調されますが、桜川景観復興も意識して櫻野牧にヤマザクラを植樹されたり、偕楽園開園と同時に桜山を整備し、桜を深く愛されました。

私たちのプロジェクトの原点はこの両公の愛桜の心にあるといっても過言ではありません。

この度お許しを得て境内義烈館前に桜川磯部稲村神社の種から旧桜野牧の地・見川町丹下の桜の苗圃で育てたヤマザクラを植樹できましたことはこの上なく光栄なことでございます。お許しをいただきました宮司様はじめ常磐神社の皆様に深く感謝申し上げます。

植樹の儀はプロジェクトの成人メンバー9名、大学生4名、高校生5名の18名が参加し、まず拝殿にて植樹奉告祭がとり行われ、その後義烈館前に仮植えしたヤマザクラに宮司様、禰宜様そしてメンバー全員が土をかけ滞りなく終了いたしました。

今度、完成次第記念のプレートを掲示させていただくことになっております。皆様も常磐神社にお出ましのおりは、このヤマザクラの成長をお見守り頂きたく存じます。

なお、常磐神社様のfacebookには奉告祭の様子も含めてご紹介いただいておりますので併せてご覧ください。なお、奉納に際しての銘板には以下のような内容の文面を書かせていただきました。

 【ヤマザクラ】 常磐神社の眼下を流れる桜川は、元禄9(1696)年に、御祭神である徳川光圀公が、謡曲『桜川』で知られる常陸国磯部の桜川のヤマザクラ数百株を、河和田・見川の地に移植したことから「桜川」の名で呼ばれるようになりました。同じく御祭神である徳川斉昭公は、天保4(1833)年に桜川に南面する丹下原に櫻野牧をつくり、土塁の上にヤマザクラを植樹、天保13(1842)年の偕楽園開園にあたっては桜山を同時につくってヤマザクラを植樹しています。また、偕楽園が造成される以前、七面山とよばれたこの地には、光圀公の妹である芳園院尼が光圀公から分与された大和吉野のヤマザクラが、美しく咲いていたとも伝わっています。ここに両公の御事蹟を偲び、桜川景観の復元を期して名勝桜川ゆかりのヤマザクラを植樹いたします。             

     平成28年2月     

  水戸桜川日本花の会・水戸桜川千本桜プロジェクト

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