4月2日夜。

千波湖畔「とう粋庵」にて夜桜之宴を催しました。光圀公好み「白桜金樽会」(光圀公の漢詩＝夜桜の下で酒樽をあけて呑もうという意)の趣きで、煌々と照されたライトや屋台の煙とは一線を画す江戸情緒の夜桜之宴です。湖畔の夜桜を解説つきでお楽しみ頂き、「とう粋庵」へ。のれんがまず桜、階段には夜桜にふさわしくロウソク、部屋には桜の花や桜柄の美しい着物、そして料理に添えられた桜・・・オーナ一上田さんの見事な設えに感動、そして極上の御料理。

開宴後には長唄「京鹿子娘道成寺」奏するは、あの北野武監督の名作「座頭市」で三味線，唄を担当された杵屋ちよ師(助演:杵屋勝壽師)。歌舞伎舞踏最高傑作の音の世界・紀州道成寺の山桜の世界が目にうかぶ名演奏でした。

そして一本桜マエストロ坂野氏製作のムービー「茨城一本桜番付」「プロジェクトのあゆみ」「ツアー予告編」をご覧頂きました。その美しい画像の数々には感嘆の声が。

江戸の昔の香が芳醇と漂うあっという間の2時間半の宴でした。