今年も聖地桜川へ・ミニツアー

桜の聖地・桜川の磯部稲村神社と高峯へ。

15名のメンバーで毎年実施しているミニツアーに行って参りました。

初めての方々は当地プロジェクトの橋本さんの解説で桜の見方を知り大感動。リピーターの方々も深く納得されて神社の桜を拝見することができました。磯部宮司さんにもご挨拶できました。御祭神の木花咲耶姫命の御神徳を蒙っていることに深く感謝し、次なる場所・奇跡のヤマザクラ景観、高峯へ。

「西の吉野・東の桜川」と並び称せられますが、吉野は修験者たちによって人為的に植えられた景観。高峯は基本的に自然のまま。光圀公はじめ多くの歌人によって題されてきた「遠山桜」という景観はこの高峯の遠望のような景観であろう、と思います。「群桜(ぐんおう)」「一本桜(いっぽんざくら)」は今でも愛される観桜(かんおう)の作法ですが、この高峯と讃えるにふさわしいのは「遠山桜(とうやまざくら)」という言葉ではないか、と考えます。何より遠望が美しい。里桜という言葉だけでは表現しきれない景観です。(蛇足ですが「遠山の金さん」に桜吹雪の彫り物があるのは、遠山からくる暗喩です。そのことに気づかないで笑う方がいるというのは「遠山桜」という表現の近代における断裂を意味しているのではないでしょうか)

また今年もこの天与ともいうべき素晴らしい桜の景観に出会えたことは、花の後の一年を過ごす励みとなります。

ここに日本を代表する桜の聖地があることは、茨城の誇りであるといえます。この地を守り育てて来られた磯部宮司様やサクラサク里プロジェクトそして桜川日本花の会をはじめとする皆様に敬意を表したいと思います。

6/8(土)講演会&総会 案内はイベントページへ

水戸市民会館「水戸キャンパス100」5/15・6/19の講演案内→イベントページへ

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