ソメイヨシノの学名命名者・松村任三博士の故郷高萩の秋山地区にある「山の神神社」に常磐ビオトープ保全会様のお声がけで、私たちが桜川磯部稲村神社から頂いた種から育てたヤマザクラを植樹しました。プロジェクトのメンバーの皆さんの他、常磐ビオトープ保全会そして現地の高萩さくらの会の皆さんと共同作業となりました。
松村博士はソメイの学名をつけた日本の植物学の父(初代東京大学植物学講座教授)ですが水戸藩時代の生まれであり、水戸とヤマザクラの系譜を引きソメイヨシノよりも「ヤマザクラ」びいきでした。地元の方もそのことをご存知なかったようです。
平安以来の東の桜の名所桜川の種から育ったヤマザクラが、近代の桜を拓いた松村博士の故郷に植えられる、茨城常陸千年の桜史を象徴する植樹となりました。